過去の記事:2019年10月

三戦と内歩進をつなぐもの

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年10月28日

古伝體術の中野です。

沖縄空手の那覇手を代表する型「三戦」

首里手を代表する型「内歩進」

それぞれに特徴があり、型で学習する目的も違うと思います。

三戦は正面をずっと向いたまま移動するのに対して、内歩進は 横向きで移動するといった違いがあります。

正面を向いた状態で技を繰り出す三戦と、横向きで90度に入身した状態で技を繰り出す内歩進。

どの技に、どのような意味があるかは沢山の方々が良い解説本を出されているので、そちらを参考にしていただければと思います(笑)

今回は、三戦の「中割れ」と内歩進の「諸手突き」の共通性について解説させていただきたいと思います。

動画において「中割れ」の形を正確に形成することによって、下段突きを崩すことが可能となることを体感してもらっています。

次に、その形を保ったまま変化させることで「諸手突き」の形となり、90度に入身することが可能(実際には内歩進の歩法も絡んでくるのですが)となることを体感してもらっています。

「中割れ」の正確な外形を整えることによって目には見えない内側(内面)のエネルギーが培われます。

そして、その内側の感覚を得られることによって「中割れ」と「諸手突き」を共通項として用いる感覚が得られるのです。

この内側の感覚が生じることによって、様々な武術の型が共通原理を伴って存在しているということが、腑に落ちるようになります。

そうなると、型稽古をやればやるほどその面白さ、深さの追求ということが楽しくなってきます。

それを、古伝體術では「根理」と称して学習しております。

あなたも是非、この味わい深く素晴らしい「型の世界」を一緒に学んでみませんか!

武術の型の稽古方法や応用のさせ方などについての疑問やご質問、または古伝體術についてのお問い合わせ等は、こちらからご連絡いただければと思います。

今回も最後までご覧くださり、ありがとうございます

 

 

型における姿勢とは「姿に勢いがある」ということについて

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年10月22日

古伝體術の中野です。

「姿勢」という言葉は読んで字のごとく 「姿の勢い」と書きます。

型稽古においては、様々な「姿勢」を表現していくことになる訳ですが 、そこに「姿に勢い」のある形を追及していくことも、型稽古の目 的のひとつだと思っています。

なぜならば、正しい姿勢をすることによってパワー(姿勢から出る力)が出るからです。

そして、その姿勢を継続して訓練していくことによって、パワーが出る状態を感覚化していく。

この感覚化が出来ることによって、どのような体勢であろうとパワーの出せる状態になるということになります。

下の動画ではそのことについて説明しております。

正しい姿勢の場合は相手のカラダを崩すことが出来ますが、手の位置や腰の角度などがズレることによって、崩れなくなってしまいます。

そのように相手のカラダを借りることで、様々な姿勢(形)からパワーが出ているかどうかを検証することが可能となります。

見事なほど、パワーが出ていますね。

 

このような姿勢を感覚化させて保持させていくことで 宇宙との一体感 などといわれる、調和や和合する世界の型稽古になると感じております。

それを、古伝體術では研鑽・追及していきたいと思っています。

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居合と体術をつなぐもの

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年10月15日

古伝體術の中野です。

今回は居合(抜刀)の動きで突きを捌くという動画を紹介させていただきます。

 

上の写真の動作を用いて、拳での突きを捌いております。

動画の中では何気なく行っておりますが、通常は相手のカラダを崩すことは容易ではありません。

相手の突きを捌くことは出来ても無力化されていないと崩れないのです。

ここで重要なのは、相手の体を崩すことが目的ではなく、その前の抜刀の動作によって無力化して入身(内面)が出来ていることが大切となります。

それが、二の手を封じることになり、その後の投げや連打を可能とするからです。

それを可能とするのが、カラダを捻じらないことや、腕ではなく体捌きによって刀を抜くこと、三尖相照などといった様々な要点を意識しながら抜刀することを型稽古によって学習していくんですね。

 

ざっくりとした表現となってしまいますが、刀と一体化する動きを追究することが、相手との一体化、それが発展していくと宇宙との一体化といった、太極拳や合気道などといった他の武術が追及する理念と同じものへとつながっていくんですね。

 

古伝體術ではその世界を武術の様々な型によって学習しております。

 

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受けいれる姿勢がつながるということ

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年10月13日

古伝體術の中野です。

まず動画をご覧ください。

如何でしょうか。

普通に思うことはまず「ヤラセっぽい」ってことですね(笑)

手がくっつくようになってそのまま崩されたり、通常では移動した相手を追い突きできるのが、いないところを突いてしまっていたりと、ハタメから見れば「いかにも」的な映像になってるかと思います。

なんですが、当然ヤラセでも何でもなく、それを可能とする技術を用いている為にこのような現象となるんですね。

それを可能とするのに必要となるのが「受け入れる」 という、心身の姿勢となります。

これを造りあげていくのに「型」が重要となってきます。

上の写真は空手の三戦(サンチン)の構えとなります。

三戦はよく「守りの型」ということが言われます。

私が思うには、この構えは「受け入れる」という心身の姿勢をよく体現している構えだと思っております。

「守る」ということは防禦の構えとなります。

ただ単純に「受けた」のではそのままやられてしまうか、相手とのぶつかり合いになってしまうのですが「受け入れる」ことによって相手を無力化して攻撃へつなげることが可能となるのです。

私はその相手を無力化してつながりが出来ることを「クラッチング」と呼んでいます。

そういった目には見えない術の世界へと導いてくれるのが上の写真の構えとなります。

それには赤線で囲ってあるように股関節と肩関節を結ぶ四角形が歪まないようにといったことや、それ以外にも沢山の注意事項を意識しながら型で稽古をしていくことによって心身の姿勢が出来てくるんですね。

こういったことで型稽古の醍醐味と奥深さを感じられるようになると、型と向き合うのが面白くてやめられなくなってきます。

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沖縄舞踊と武術の関連性について

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年10月10日

 

古伝體術の中野です。

 

 

まずはこの素晴らしい舞をご覧ください。

 

如何でしたか。

私的には舞であり武でもあるこの踊りを拝見した時は、本当に感銘を受けました。

静かな動作(柔)の中に秘めた芯(剛)の強さをここまで表現されていることは本当に素晴らしいです。

武術は一見男性的な剛的な強さが重要だろうと思いがちです。

もちろん、最初の段階では剛的な鍛練が必須となりますが、それを用いる為には女性的な内面の柔らかさが必要となるのです。

ちなみに下の写真の姿勢は空手の「上段受け」に類似しております。この女性的柔らかさが表現された姿勢にエネルギーが宿っているのです。

 

 

以下の動画ではそれについて色々と検証しています。

相手に対してチカラをぶつけるという感覚では、当然、相手と調和するなどの関係にはならないので、「入身」「無力化」などといった武術的な技法が発揮されることはありませんが、女性的な内面の柔らかさを用いることによって、それらが発動するようになるのです。

それらのことについて解説された本がありますので興味がある方は読んでみてください。

剛的な鍛練を経てからの、柔らかな心身を用いることによる術化された技法へのつながりについて、わかり易く解説されております。

 

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