過去の記事:2019年8月

北京へ行ってきました

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年08月30日

古伝體術の中野です。

先日、北京へ講習会へ行ってきました。

居合道の戸山流を修練される方とのご縁で、北京に指導という形で2017年より訪中させていただいております。

今回は、その模様を中国の新聞社(新華社)に取材されました。

皆さん、大変熱心に稽古されており、その情熱と純粋さにいつも感心させられ、私自身、大変良い刺激を受けております。

ありきたりですが、武術に傾ける情熱に国境など関係なく、言葉こそ違えど、魂レベルでのつながりみたいなものを感じられるので、北京の方々の成長と共に、毎回楽しみにしています。

日本人の私が、中国武術の名人・達人が数多く存在した北京という地において「古伝體術」という、武術の根幹をなす理論と技術を教授出来る機会をいただけることに、感謝の言葉しかありません。

これからも精進あるのみです!

 

 

型稽古で大切なのは自分自身を整えるということ

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年08月22日

古伝體術の中野です。

ここでは武術の上達において一番重要となるのが伝統の「型」であり、その型における稽古「型稽古」のやり方・捉え方について色々と説明させていただいております。

私がこれまで稽古してきた実感としましては、型によって正しい外形を形成することによってエネルギーが流れるようになります。

そして、その状態から動いた時に、エネルギーが途絶えない動きというものを意識します。そこで重要となるのが「胸抜き・肘抜き・股関節の窪み・膝抜き」などといった関節部分各種を弛ませることによる、所謂「リラックス」した状態で動けるように訓練していくのです。

そこに螺旋を形成することや様々な意念を用いることなど、これらを意識して繰り返し稽古していきます。

こういった型稽古をする目的というのが、正しい外形をとることによって、自分自身の淀みをなくしクリアにしていく作業を突き詰めていきます。それによって自分自身に流れるエネルギーが増加していくといった感じになります。

「リラックスした状態が宇宙とつながれる」などとスピリチュアルなど精神世界ではよく言われることですが、武術でもリラックスするところは同じとなります。

ですが、武術ではカラダを動かして用いるという作業があるので正しい外形をとることによって「宇宙との一体化」「大自然との調和」といったことが可能となる、つまりエネルギーが流れるカラダの「器づくり」から始めていくと考えております。

そして、その「器」の感覚を壊さないように動かしていくのに関節部分を弛ませる動作(リラックス)が必要となってくるのです。それに意念や螺旋の概念をくわえて訓練していくことで、内面といった精神作用を用いる術が使えるようになります。ここに型稽古の真の目的があるのではと思っています。

なので、型稽古の目的はあくまでも「自分自身との向き合い」によって自身に流れるエネルギーを増やすことが目的であり、相手の動きに対してどうするとかいった相対的なことは、付属的なものではないかと私自身は考えております。

あなたが興味を持っていただけたのならば問い合わせから是非、体験稽古へいらしてください。

今回も最後までご覧くださりありがとうございます。

 

 

型の意識化が術と化す

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年08月17日

古伝體術の中野です。

二十年程前になりますが、私は中国武術の八卦掌を習っておりました。

ご存知の方は少ないかもしれませんが、八卦掌の基本練習として「走圈」という、円周上をぐるぐる廻るというものがあります。

動画の中で少しその形をとっていますが「下踏掌」という、両手を下におろして、掌を下に向けた状態でぐるぐると廻るのです。

習い始めは当然、この形と円周上をぐるぐる廻るということに何の意味があるかなどということはわかりません。ただ、その時の先生が中国武術で一番大切なのは「基本功」にあるということを仰っていたので、単純だった私は「そうなんだ」と思い、結構な時間をこの走圈の練習に費やしました。

しかし、当然といっては何ですが、この走圈の練習にいくら時間を費やしても、ある種の満足感は得られますが、これが一体どのようにして役に立つのかなどということはサッパリわらず、八卦掌からは離れてしまいました。

その後、他の色々な武術を学習するようになるわけですが、戴氏心意拳の身法を学んだ時に、八卦掌の走圈について、私なりの解釈が出来るようになり、ようやく伝統武術の奥深さ、基本功の大切さを感じることが出来たのです。

動画の中で、走圈で用いられる歩法と身法(心法)を用いることで相手との同化が発生し、崩すことが可能となっていることを説明しています。

私の解釈だと、拙著「武術の根理」でも解説した「合わせからのズレ」の動きを八卦掌の走圈では自然と練習していたことになり、それを長時間に渡り練習したことで、その身法(心法)が働くシステムが確立されていたということ。

ですが、そのシステムが確立されていることもそれを発動させる方法に気付くこともなくいたところに、戴氏心意拳の特徴である意識的な訓練方法を学んだおかげで、そのシステムの存在と発動させる方法に気付くことが出来ました。

「水滴石穿」という言葉にもあるように、一見単純でも同じことの繰り返しが、いずれ大きな力を生み出すということ。ただし、そこにはただ動作するのではなく、意識的に動作するということを認識することで「質的変換」が起こるということ。これらのことによって、ようやく基本功の大切さというものを実感することができたのです。

 

ここに型稽古の学習の仕方におけるヒントがあるかと思います。八卦掌の基本功(型)を何度も何度も繰り返し練習することで、身法が開発されてはいたが発動させることは出来てはいなかった。そして、戴氏心意拳によって、その動作の意味を意識的に訓練(意識化)することで身法と心法がリンクするようになり、内面による術化されたシステムが発動されるようになった。

以上のことから

「型を意識的に繰り返す訓練によって技の質的変換を起こし、それを発展させることで内面の術化されたシステムを発動させること」

全ての型稽古の目的はここにあるのではないかと思っております。

そうなる為の型での学習方法を、古伝體術では学んでいただいております。

あなたが興味を持っていただけたのならば問い合わせから是非、体験稽古へいらしてください。

今回も最後までご覧くださりありがとうございます。

 

 

螺旋エネルギーの圧縮と解放

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年08月13日

古伝體術の中野です。

こちらのブログにて心が入るという感覚についての説明をさせていただきました。

その心を作用させる為に、型稽古によって螺旋エネルギーを形成することが必要であり、そこでポイントとなるのが「圧縮と解放」の両方を意識して稽古するということです。

動画では、見た目の違いは感じられないかもしれませんが、内側の感覚では「螺旋をしっかりと形成した意識」にすることで、結果として、相手を崩すことが出来るようになります。

この「螺旋をしっかりと形成した意識」を用いる為には、型を稽古する時にしっかりと螺旋を形成させるのです。それは見た目的には力感があるので「リキミ」と間違えやすいのですが、「リキミ」と違うのは、そのしっかりと螺旋を形成した状態を弛める、つまり「解放」した状態にするとエネルギーが放出されるということです。

要するに、螺旋をしっかりと形成させるという「圧縮=ストレス」と、その状態を一気に弛めた状態「解放=リラックス」を両立させ、その解放した状態を認識させることによって、内側の感覚を養成していくのです。

リラックスの大切さはよく言われることですが、そのリラックスで得られるエネルギーを増大させる為に、あえてストレスをかける必要があるのです。

作用反作用の原理と同じで、圧縮をかければかけるほど解放した時のエネルギーが増大されていくのです。そして、それは意識すればするほど圧縮がかかるようになります。

そして、その解放した状態を感覚化させることによって「心を作用させる」ということができるようになってくるのです。はっきり言えるのは、これは頭でいくら考えても出来るようにはならないということです。あくまで感覚を感じるしかないのです。

「考えるな!感じるんだ!」

と、なるわけです。ただし、そうなる為には型稽古において意識的に思考を用いる必要があるわけです。 感覚的には、型稽古で「脳」を用いて練習して、それを実用化させるのに「心」を用いるといった感じになります。

文章ではここまでしか表現出来ないので、もしあなたが少しでも興味を持ってくださったならば問い合わせから是非、体験稽古へいらしてください。

本日も最後までご覧くださりありがとうございます。

 

 

武術は人の可能性や素晴らしについて教えてくれる

カテゴリー/ その他 |投稿者/ 心水会
2019年08月07日

古伝體術の中野です。

武術の特徴のひとつに「調和する」ということがあります。

では、この「調和する」とは一体どういったことなのでしょうか。よく言われるのが「大自然との一体化」「宇宙との一体化」などといった表現で「調和する」ということの説明をされることがあるかと思います。なのですが、大自然や宇宙と一体化するためには、まずは「自分自身と調和する」ということが
大前提としてあるわけです。

そして「自分自身と調和する」為に最適となるのが型稽古なのだと思います。型によって正しい外形を繰り返し訓練することによってエネルギーが流れます。このエネルギーが流れている状態が「調和する」ことなのではないかと思っています。

そしてカラダを動かす時に、胸を抜くことや肘抜きや股関節の抜きなど、各種関節部分の抜きを意識して動かすこともエネルギーが流れ続けて動かすための訓練なんですね。要は調和状態を維持する動きの訓練ということです。

そうやっていかに「自分本位で動いていないか」「どこに違和感を感じるか」などといった、自分自身の中にある不純物を取り除いていく作業をしていきます。このように型と向き合っていくと

ブルース・リーの有名な言葉である
「考えるな!感じるんだ!」

といった言葉の大切さが実感できるようになってきます。

そして「空間にゆだねる」という、自分が何かをやってやろうという気持ちではなく「おまかせします」といった、ある種「捨て身」の感覚が芽生えてきます。これが「大自然や宇宙との一体化」といったことへつながるかと思っています。

そうやって、自分自身の違和感や不純物をどんどん取り除いていくことによって「自分自身と調和する」という感覚が養われてきて、それが武術においての「相手と調和する」ということになるのではないかと実感しております。

この動画でやってることは、実戦において何の役に立つとかの目的で行っている訳ではありません。調和する世界が形成されることによって可能となることを実験する目的で行っています。

大自然や宇宙との一体化を実感すること、相手との調和、対立しない心を持つなどといった心身の状態が生み出す通常ではありえない現象を可能とするところに、武術の素晴らしさや人間の無限の可能性を感じられるのです。

そこに導いてくれるのが「型」だと確信しております。

今回も最後までご覧くださりありがとうございます。

 

 
 
Top